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理系大学院生の就活は研究職を受けるべき理由!今後のキャリアにも影響

今回は「理系大学院生の就活はとりあえず研究職を受けるべき理由と、今後のキャリアへとの関係性」について紹介したいと思います。

 

理系大学院生の二大苦悩(研究・就活)のうちの一つが就職活動です。

 

しかも、理系大学院生の就活の苦悩は「内定が取れなかったら将来どうしよう」という悩みよりも、「色んな道を選ぶことができるけど、どれを選ぶべきか」という悩みの方が多いです。

 

非常に贅沢な悩みではあるのですが、ここの選択肢を誤ると、後々後悔することになりかねません

 

内定の心配もあると思いますが、長期的に見た就職分野の選択も非常に重要です。

 

そこで今回は、理系大学院生が後々後悔しないように、理系大学院生向けの就職活動の仕方について紹介したいと思います。

 

今回の記事はこんな方にオススメ

・現在理系の修士1年で就活の方針に悩んでいる

・研究に嫌気がさしてきて文系就職を考えている

・キャリアとして博士課程も視野には入れている

 

 

1. 理系大学院生にオススメの就活方針

 

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結論から言うと、理系大学院生の就活方針は以下の優先順位で行なうとリスクを最小に抑えることができます。

 

研究職就職 > 文系就職 > 博士課程進学

 

これは、後々のキャリアを含めて考えたときの結論です。

 

では、なぜ理系大学院生はこの優先順位で就職活動をするべきなのでしょうか。この理由について以下で紹介したいと思います。

 

就職活動時

 

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理系大学院生の就活方針には以下の3パターンがあります。

 

①研究職メインパターン

②文系就職メインパターン

③両方同時並行パターン

※ここでいう研究職はメーカーを指す

※コンサル・シンクタンクや金融機関も文系就職とする

 

それぞれのパターンごとの志望理由の例が以下です。

 

【①研究職メインの就活】

■今までの研究を活かしたい

■研究関係者の雰囲気が好き

■せっかく大学院まで行ったから

■同期の歳が近いから

■周りの皆が研究職志望だから

 

【②文系就職メインの就活】

■年収が高い

■研究が好きではない

■研究分野以外を学びたい

■職場に女性社員が多い

■研究関係者以外のつながりが欲しい

 

【③両方同時並行パターンの就活】

■どちらが自分に向いているか模索中

■無い内定を避けるための滑り止め

■本命のための練習

■就活時に出会いを求めている 

 

大体上記のどれかに当てはまると思います。

 

「①研究職メインの就活」を行っている就活生は今の方針のままでいいと思います。

 

「②文系就職メインの就活」を行なっていて、なおかつ”研究分野以外に学びたいもの”が明確にあり、心からそれに興味がある場合以外は、研究職を受けることをオススメします。

 

詳細な理由については後ほど説明しますが、これらの理由で文系就職をすると、現実とのギャップにより途中でモチベーションがなくなる可能性が高いからです。

 

また、「③両方同時並行パターンの就活」を行なっている方は、就職活動時はその方針は非常にgoodなのですが、もし文系職と研究職両方から内定をもらって迷った場合は研究職をオススメします。

 

理由は先ほどと同様です。おそらく迷っている時点で文系就職にそれほど明確な理由が存在していないので、途中でモチベーションがなくなる可能性があります。

 

就活時は内定を取ることが目標になっていることが多いのですが、内定を取ることが目標になってしまうと後々苦しむことになります。

 

転職活動時

 

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なぜこれほどまでに研究職選択を推しているのかというと、ファーストキャリアの在り方次第では転職時に苦労してしまうからです。 

 

現在の日本は転職市場です。終身雇用の時代は終焉を迎えたと言われているほどです。

 

そのため、自身の社会人としてのキャリアを考える際には、転職を視野に入れなければなりません。

 

この「転職」がネックなのです。

 

【文系職】

文系職の場合、多少年齢にも左右されますが、「理系大学院卒」と「学歴」という2つの武器を持っていれば、第二新卒転職時にポテンシャル採用をしてくれるところが結構あります。

 

なぜなら、現在は売り手市場と言われるように、ポジションが空いていてとにかく人手が欲しいところが多いからです。

 

さらに転職市場であるため、育て上げた優秀な人材が出ていく一方でもし即戦力人材が入ってこなければ、ポテンシャルがありそうな人間を採ってきて育てるしかありません。

 

そのため、文系職の場合はそこそこ大きな企業でも、第二新卒のポテンシャル採用をしているところが多いです。

 

つまり、ファーストキャリアで研究職に就いた人間が、途中で研究を辞めて文系職に転職したくなっても、転職をすることができるのです。

 

今の日本の企業は、理系大学院生の論理的思考能力や仮説検証能力を欲しがっているところが多いので、なおさらです。

 

【研究職】

一方研究職の場合、そもそもの採用枠が少ないだけでなく離職率も非常に低いため、ポジションが空くことがほとんどありません

 

そのため、いくら超高学歴で理系大学院卒で前職が超一流だったとしても、そもそものポジションがないため、採用してくれません

 

また、研究職の場合は専門性がすべてなので、企業間の研究職内での転職がほとんどです。

 

イメージとしては、文系職の場合の転職は3つの部屋を自由に人が行き来できるのに対し、研究職の場合は同じ部屋の中を人が歩いて移動しているだけというイメージです。

 

そのため、いくら超高学歴の理系大学院卒で前職が有名企業だったとしても、ファーストキャリアが文系職の場合、研究職への転職は難しいです。

 

さらに、文系職から研究職への転職場合は、転職先の企業のランクをかなり下げたとしても、経験者を優先されます

 

大学偏差値で例えると、偏差値を20落とした大学にすら編入させてもらえないというイメージですね。

 

社内異動時

 

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基本的に文系職で就職すると、専門職でもない限り3年~5年ほどで異動になります。これは、文系職は深い専門性ではなく、幅広い知識を要求されるからです。

 

一方、研究職の場合はほとんど異動がありません。あったとしても、テーマや扱う物質が変わったなどのように、根本からガラッと変わるほどではないです。

 

そのため、歳を重ねるごとに専門性が積み重なってきます。この「専門性」が研究職の本質でもあるので、研究職では専門性の向上が要求されます。

 

つまり、社内異動の場合でも「文系職⇒研究職」の異動は不可能なのに対し、「研究職⇒文系職」の異動は可能なのです。

 

実際、大手自動車メーカーや食品メーカーの場合はそのような例が非常に多いです。

 

研究職の途中から、文系職にチャレンジしたくなって異動させてもらい、ある程度満足して研究職に戻ってきた、という人も結構います。

 

もし文系職にも少し興味がある、という理系大学院生がいたら、まずは研究職で入社して後々文系職への異動を志願する、という方法がベストだと思われます。

 

2. 理系大学院生が文系就職するときの注意点

 

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とは言っても、文系就職をすでに決意している人もいると思います。そういう方は、是非以下の文章を読んでください。

 

【文系就職の注意点】

理系大学院生が文系就職を志望する理由で多いものが「年収」「人間関係の拡大」「華やかさ」です。

 

実は私も理系大学院卒で、見事に上記の3つの理由で文系就職をしました。

 

入社するまでの内定者時代や研修時代は「人間関係の拡大」や「華やかさ」を実感できる、本当にキラキラしたような世界でした。

 

闇の中を手探り状態で歩き続けるような苦しい研究生活から一転して、本当に刺激的で好奇心を満たすことのできる、心から楽しい環境でした。

 

しかし、研究生活とは正反対のこんな楽しい生活にも、すぐに慣れと飽きが来ます。

 

すると、入社理由であった「人間関係の拡大」と「華やかさ」が特に魅力的な理由にはならなくなります。

 

こうなると、残された魅力的な理由は「年収」のみになります。実はここも落とし穴です。

 

最初のうちは、周りの同世代と比べると多めにもらえる給料にワクワク感を持ちます。しかし、これが積み重なっていくにつれて徐々にお金に魅力を感じなくなってきます。

 

特に、自分の力のみで手に入れたお金なら別でしょうが、毎月固定で入ってくる給料への魅力はすぐに消失します。

 

こうなったらもう地獄です。

 

業務内容に興味を持てなければ、働くモチベーションがなくなります。モチベーションがなくなった時のしんどさは本当に大きいです。

 

そして、理系大学院生の場合、数年とはいえずっとサイエンスと向き合って毎日を過ごしてきています。そのため、自分でも無意識のうちにサイエンスに愛着がわいています。

 

どんなに研究に嫌気がさしていたとしても、いざ一切関わらなくなると、研究への思いが蘇ってきます

 

学部卒ならまだしも、大学院生ともなると3年間も自分のテーマを育て上げてきたことになります。そのため、簡単に手放せるものではなくなっているのです。

 

それに気づくのは、入社半年~1年ほどなので、もしかしたら現時点では想像できないかもしれません。

 

しかし、理系大学院生の根底には「研究が、サイエンスが好き」という本質が眠っているということを忘れないでください。

 

その上で、本当に文系就職をする明確な理由が今の自分にあるのかどうかを、もう一度深掘ってください

 

3. まとめ

 

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今回の記事をまとめると以下です。

 

■転職や異動など、将来のキャリアも視野に入れるのであれば「研究職 > 文系職 > 博士課程」の優先順位で就職活動をすることをオススメ

 

■「研究職⇒文系職の転職可能」「文系職⇒研究職への転職ほぼ不可能」「博士課程はいつでも戻ることができる」

 

■「年収」「人間関係の拡大」「華やかさ」だけが文系就職の志望理由なら、途中でモチベーションがなくなってしまう可能性もある

 

■理系大学院生が文系就職をした場合、入社半年~1年ほどでサイエンスや研究への想いが溢れてくる可能性あり

  

もし興味があれば以下の記事も是非ご覧ください。

 

www.moneykinskywalker.jp

 

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今回は以上です。