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尿酸値が気になる方!プリン体はお酒や魚だけでなく野菜にも含まれている!?

 

 

今回は以下2点をメイントピックとしてお話します。

 

①プリン体がビールだけでなく、魚や野菜、その他さまざまな食べ物にも含まれている話

②プリン体と尿酸の関係と、なぜ人間は尿酸が体内にたまって痛風になってしまうかに関する話

 

お酒好きな方が気になるものと言えば、やはり「プリン体」ですよね。プリン体は尿酸値上昇の原因となり、尿酸値が上昇しすぎると痛風にもなってしまいます。ただ、お酒や海鮮など、美味しいものにはプリン体がたくさんが含まれています。

 

実は私もお酒が大好きで、一時毎晩のように一人で晩酌していました。そして、大好物がイクラや白子という、これまた尿酸値上昇の原因となるものを酒の肴としていました(笑)。

 

プリン体と聞くと「お酒」や「海鮮」をイメージしますが、実は皆さんがいつも食べている野菜にもプリン体がたくさん含まれているのです。そう聞くと、もはやプリン体が何なのか分からなくなってきますよね。そこで今回は、プリン体の正体、尿酸がなぜ体にたまって痛風になってしまうのか、尿酸値を下げる方法、について紹介したいと思います。

 

今回の記事はこんな方にオススメ

・プリン体を多く含む食べ物&飲み物が知りたい

・尿酸値を下げる方法を知りたい

・尿酸値が気になっている

 

 

 

 

1. プリン体とは

 

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プリン体はビールや魚卵に多く含まれているイメージですが、結論から言うと野菜や肉、その他様々な食べ物に含まれています。なぜなら、プリン体は細胞のある物質すべてに含まれているからです。これはどういうことなのでしょうか。

 

生物の細胞の中にはゲノムDNAというものが存在します。生物の見た目や体格、体質や性格など、体を構成するほとんどすべてが、このゲノムDNAによって決められています。ゲノムDNAは、生物の中に存在する何兆もの細胞の一つ一つの中に含まれており、1細胞につき1つゲノムDNAが入っています

 

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このゲノムDNAは「アデニン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)、チミン(T)」という4つの物質で形成されており、これら4つの物質のことを「塩基」と呼びます。これらの塩基にはさらに2種類が存在し、それぞれ「プリン塩基」と「ピリミジン塩基」と呼ばれています。

 

■プリン塩基

アデニン(A)、グアニン(G)

 

■ピリミジン塩基

シトシン(C)、チミン(T)

 

この2種類の塩基のうちの「プリン塩基」が、今回紹介する尿酸の元(プリン体)になります。

 

2. プリン体と尿酸の関係

 

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「1. プリン体とは」の項で説明したように、生物の細胞の中にはゲノムDNAが含まれており、このゲノムDNAはプリン塩基であるアデニン(A)グアニン(G)と、ピリミジン塩基であるシトシン(C)チミン(T)のランダムな配列で形成されています。

 

つまり、生物の細胞の中にはかなり多くの「プリン塩基(プリン体)」が含まれています。人間が食べ物などを食べて体の中に他の生物のゲノムDNAが入ってきた時、その生物のゲノムDNAは一本の状態で入ってきます。

 

その後、人間の体の中の「ヌクレアーゼ」という酵素により、ゲノムDNAがバラバラな「A、G、C、T」に分解されます。ゲノムDNAが分解されて生じた「A、G、C、T」はそれぞれ、ある分解経路をたどって分解されます。

 

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プリン塩基(プリン体)であるアデニン(A)とグアニン(G)は経路①ピリミジン塩基であるシトシン(C)とチミン(T)は経路②へ送られ、それぞれ分解されます。

 

≪経路①≫

アデニン(A)とグアニン(G)は以下のような経路をたどって尿酸まで分解されます。

 

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人間やその他哺乳類、鳥類の場合は「ある酵素」を持っていないので、尿酸から先には分解されません。そのため、体内にどんどん尿酸が溜まってきます。一方、植物や海藻の場合は「ある酵素」を持っています。なので、植物や海藻は尿酸をさらに分解し、最終的には「アセチルCoA」というエネルギー物質まで分解反応を進めることができます。

 

このアセチルCoAはTCAサイクルという、エネルギーを得るための代謝へ送られます。その結果、このアセチルCoAを用いてエネルギーを獲得することができます。つまり、人間やその他哺乳類や鳥類の場合は、ゲノムDNAを摂取した場合、体内に尿酸として溜まってしまうのですが、植物や海藻の場合はゲノムDNAからエネルギーを得ることができるのです。

 

実はこの尿酸を分解できる「ある酵素」は、昔は人間もその他哺乳類も鳥類も持っていました。しかし、進化の過程で必要なくなったためか、切り捨てたのです。その後は今の人間たちと同様に、尿酸は分解できなくなりました。

 

(アセチルCoAからエネルギーを得るための代謝を詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。)

www.moneykinskywalker.jp

 

【余談】

厳密にいうと、人間もその他の哺乳類も鳥類もこの「ある酵素」の遺伝子はそのまま持っています。しかし、遺伝子からタンパク質が発現しないのです。分かりやすく例えると、以下です。

 

例)

部屋のゴミを吸い取りたい。しかし掃除機は持っているが、この家には電気が通っていない。吸い取るための道具は持っているのに、そもそもその動力源の電気がないために使えない。

 

(遺伝子とタンパク質の関係性の原理を知りたい方は以下の記事をご参照ください。一見難しく見えますが、よく読めば絶対にわかるように書いています。もし分からないことがあれば気軽にコメントください。)

www.moneykinskywalker.jp

 

≪経路②≫

シトシン(C)とチミン(T)は以下のような経路をたどって分解されます。

 

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プリン塩基(プリン体)であるアデニン(A)とグアニン(G)と異なり、ピリミジン塩基であるシトシン(C)とチミン(T)は、分解されても尿酸を生じません。これらが分解されると、そのまま最終的にアセチルCoAが生じ、そのアセチルCoAはTCAサイクルへ送られ、エネルギー源として用いられます。

 

3. 尿酸値を下げる方法

 

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人間やその他の哺乳類や鳥類は尿酸分解酵素を持っていないため、体内に尿酸が溜まっていくのですが、すぐに溜まるわけではありません。摂取したプリン体の一部は、自身のゲノムDNAを作る際に再利用されます。また、再利用される一部のプリン体以外は、基本的には尿として体外に排出されます。

 

そのため、過剰にプリン体を摂取しない限りは、基本的には尿酸が体の中に溜まらないのです。しかし、ある一定量以上のプリン体を摂取すると、再利用と排出だけでは間に合わなくなり、徐々に尿酸が溜まってきてしまいます。これが痛風の最初の一歩となってしまうのです。

 

この体内に溜まってしまった尿酸を減らして、尿酸値を下げる方法は2つあります。

 

≪1つ目の対策≫

「1つ目の対策」はさらに2通りに分けることができます。

 

【1通り目】

先ほど「2. プリン体と尿酸の関係」の項の「プリン体の分解経路①」で紹介した「ある酵素」を思い出してください。この「ある酵素」の正体は、「尿酸オキシダーゼ」という名前の酵素です。この酵素の特徴は”尿酸を分解してアラトインにする働きを持つ”でしたね。

 

そうです。この「尿酸オキシダーゼを体内に入れること」ができれば、プリン体の分解で生じた尿酸をアラトインに分解することができ、尿酸が溜まるのを避けることができるのです。これは尿酸オキシダーゼを摂取することで解決できます。

 

【2通り目】

こちらは、逆転の発想です。尿酸が体内に溜まりさえしなければいいということはつまり、そもそも尿酸が作られなければいいということです。尿酸はキサンチンが分解されることで生じます。ということは、キサンチンが分解されなければ、尿酸は生じません

 

キサンチンを分解する酵素の名前は「キサンチンオキシダーゼ」です。つまり、この「キサンチンオキシダーゼが働かない状態」であれば、そもそも尿酸が作られないので、尿酸が溜まるのを避けることができるのです。

 

これは、キサンチンオキシダーゼの働きを阻害する薬を摂取することで解決できます。おそらく病院でもらったことがある人もいるのではないでしょうか。

 

≪2つ目の対策≫

尿酸は基本的には体内に溜まらず、体外に尿として排出されると先ほど説明しましたね。尿として排出されるということは、尿の量と回数を増やしてあげれば、尿として排出される尿酸の量も増えるということです。つまり、水分を多めに摂取することで、体内に溜まってしまった尿酸を通常時よりも多く排出することができるのです。

 

そのため、病院などで痛風の申告をすると、水を多く飲めと言われるのです。ただし、多く飲んだからと言って、すべて綺麗に排出されるわけではなく、通常よりは多めに排出されるだけ、という点に注意してください。”水飲めば大丈夫だから~”と油断して、プリン体を多く摂取してしまうと、病院通いまっしぐらです。

 

4. 尿酸と痛風の関係

 

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上の画像が尿酸の結晶です。痛風は名前の通り「風が吹くだけで痛い」と言います。痛風でひざなどが激しく痛む理由は、上に載せている鋭利な尿酸結晶が体内にできてしまっているからなのです。つまり、物理的に鋭利なトゲが神経に刺さってしまっているので、ものすごく痛むのです。

 

写真を見ているだけでも「うわっ、すっげーーな!」ってなりますよね…。一度できてしまったら、分解されるまで待つか、その箇所を切開して取り除くしかありません。地獄のような苦しみです。怖いですね…。 

 

また、痛風患者は男性が90%以上です。これには、女性が持っている女性ホルモン「エストロゲン」が関与しています。エストロゲンは尿酸の排出を促進する働きを持っています。そのため、女性の場合は体内に尿酸が溜まりにくく、体外にすぐに排出されるため、痛風になりにくいのです。

 

5. 尿酸値を下げる対策

 

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尿酸値を下げる方法は2つあり、1つ目は「プリン体の多いものを避けること」、「2つ目は尿酸を体内から排出すること」です。

 

プリン体の多い食べ物&飲み物

冒頭で説明したように、尿酸の原因は「プリン体」です。そして、そのプリン体(プリン塩基)の元は「ゲノムDNA」です。ゲノムDNAは細胞の中に含まれています。つまり、細胞数の多い食べ物は尿酸値が高くなる原因の食べ物となります。細胞数が多い食べ物は以下です(100gあたり)。

 

1位 ニボシ

2位 肝

3位 干しシイタケ

4位 白子

5位 レバー

6位 エビ

7位 アジ

8位 カツオ

9位 イワシ

10位 大豆

11位 ブロッコリー

 

おそらく意外な食べ物もランクインしていたでしょう。特に、野菜類に関しては意外だったと思います。しかし、実は健康的な野菜にもプリン体は多く含まれています

 

では、野菜も痛風の危険があるのでしょうか。実は野菜はプリン体が豊富だとしても、痛風の危険性はありません。これには、食べ物のpH(酸性かアルカリ性か)が関係してきます。

 

痛風の原因は「尿酸の結晶化」でしたね。実はこの尿酸が結晶化するにはある条件が存在します。それは「体内が酸性になること」です。つまり、体内が酸性状態にさえならなければ、尿酸は結晶化せずに、そのまま体外に尿として排出されるのです。

 

野菜はプリン体が豊富なものもありますが、体内でアルカリ性を示す食べ物です。つまり、プリン体を多く含んでいたとしても、体内で尿酸は結晶化せずに体外に排出されるため、痛風になる心配はないのです。

 

逆に、野菜は安全であったとしても、体内が酸性になるような生活をしていると、野菜のプリン体でも危険になることがあります。では体内が酸性になる条件とは何なのでしょうか。以下をご覧ください。

 

体内を酸性化するもの

体内を酸性化してしまう食べ物や飲み物には以下があります。

■肉

■魚

■糖分

■アルコール

 

痛風患者が糖分の過剰摂取を避けるように言われるのは、糖分が体を酸性化してしまい、体内で尿酸が結晶化するのを防ぐためなのです。

 

また、同様の理由でアルコールがあります。ビールや日本酒など、酵母(細胞)が入っているものはプリン体の量が多いとされていますが、実はそれほど多くありません。アルコールが痛風の原因と言われる理由は、アルコールが体内を酸性化してしまう飲み物だからなのです。

 

つまり、プリン体の量が問題なのではないのです。尿酸の結晶化による痛風を避けるためには、この「体内の酸性化」を避ける必要があります。

 

尿酸を排出する方法

 尿酸を体外へ排出する方法は以下です。

①水分の摂取量を増やす

②アルカリ性の食べ物や飲み物を摂取する

 

①に関しては、水を飲んでください。一般的な人間は1日に2Lと言われていますが、痛風患者は2~2.5Lと言われています。

 

②に関してですが、体内をアルカリ性にしてくれる食べ物や飲み物は以下です。

「体内で」ということに注意してください

■野菜

■果物

■海藻

■キノコ

■大豆

■梅干し

■牛乳

■コーヒー

 

尿酸値を下げるためにコーヒーが有効とよく言われるのは、コーヒーの「体内」でのアルカリ性が理由なのです。次はサプリ部門です。

 

以下の商品はファンケルが出している尿酸値低下サポートサプリです。このサプリは、そもそものプリン体の腸内吸収の段階を抑える「キトサン」と、抗酸化作用により体内をアルカリ化してくれる「アンペロプシン」が含まれています。もし尿酸値が高くて痛風の恐怖がある方は試してみてください。

 

1粒27円、1日に4粒=108円となっています。日数にして20日分入っています。

 

※重度の方はサプリよりも病院で診断してもらってください。サプリは予防にはなるものの、重度な尿酸値の方には効きが遅いです

 

 

6. まとめ

 

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以上をまとめると以下の式が成立します。

 

痛風発症=「プリン体の多いものを摂取」×「体内の酸性化」

 

この両方が崩れて初めて痛風が発症するリスクが飛躍的に高くなります。そのため、両方を徹底しろとは言わないので、少なくともどちらか片方は意識してみてください。そうすれば、痛風になり地獄のような毎日を過ごすことを避けることができます。

 

以上、「痛風と尿酸とプリン体の関係」でした。私も含め、皆さんで痛風の恐怖から逃げ切りましょう!(笑)