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ダイエットをしてるのに痩せられない方!実はダイエットに鉄分が必須な原理を解説

 

 

今回は「ダイエットには、実は鉄分が必須である原理」を分かりやすく詳細に紹介します。

 

ダイエットをしているはずなのに、なぜか一向に痩せられない方いますよね。中にはダイエット中なのに深夜にお菓子を食べてしまうなど、原因が自分の不摂生にある方もいるかもしれませんが、しっかりとダイエット活動をしているはずなのになぜか痩せられないという方もいると思います。

 

今回は、そんな「ダイエットを頑張っているはずなのに痩せられない、むしろなんか少し太った気がする」という方に向けて、本当のダイエットに必要な原理を紹介したいと思います。

 

今回の記事はこんな方にオススメ

本当に必要なダイエットの原理を知りたい

ダイエットを根本的に見直したい

ダイエットの効果が全然でない

 

 

 

 

1. ダイエットに必要とされる鉄分の働き

 

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さて、ではなぜダイエットに鉄分が必要なのでしょうか。早速説明していきたいと思います。皆さんは「鉄分」と聞くと何を連想しますか?おそらくほとんどの人が「血液」を想像すると思います。その血液の中でも、鉄分は「赤血球」に用いられています。ここまではおそらく皆さんご存じでしょう。

 

では、赤血球とダイエットはどのように関係しているのでしょうか。それを説明するためには、まず「鉄分」がどのように赤血球に用いられているかを知る必要があります。原理なんかどうでもいいから結果だけ教えてくれ!という方は目次で最後の項目まで飛んでください。ただ、何事においても成功のカギは「原理の理解」です。

 

鉄分の赤血球への働き

血液中に赤血球が含まれており、そしてその中でも鉄分は赤血球に用いられていると先ほど書きましたが、鉄分はどのように用いられているのでしょうか。以下をご覧ください。

 

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化学構造式は無視してくれて構いません。反応の途中の聞いたこともないような名前の物質も無視してくれて構いません。

 

さて、人間の血液の中には「赤血球」というものが存在します。この赤血球は「酸素を結合し、全身に酸素を運搬する」働きをしています。そしてこの赤血球は「ヘム」という物質を含んでいます。皆さんがよく目にする「ヘム鉄」は、ヘムという物質を作る際に用いられる「鉄」という意味で「ヘム鉄」と名付けられています。

 

では、順番に見ていきましょう。酸素を運ぶために必須である血液中の「赤血球」に含まれる「ヘム」は上図の反応をたどって作られます。

 

まず最初に「グリシン」というアミノ酸と「スクシニルCoA」という代謝物質が結合し、「5-アミノレブリン酸」という物質に変換されます。この5-アミノレブリン酸が今回の肝なので、覚えておいてください。次に、5-アミノレブリン酸が上図の矢印方向にどんどん変換されていき、「プロトポルフィリン」まで変換されます。

 

ここで皆さんのよく知る「ヘム鉄」の登場です。摂取したヘム鉄が、先ほど作られたプロトポルフィリンと結合することで「ヘム」が形成されます。ヘムにはタイプAとタイプBがあり、人間の赤血球には主にタイプB(ヘムB)が用いられています。

 

このヘムBが、タンパク質である「グロビン」という物質と結合することで、皆さんも聞いたことのある「ヘモグロビン」が形成されます。このヘモグロビンが、赤血球の機能に貢献しています。ヘモグロビンは酸素と結合する機能を持っており、このヘモグロビンは赤血球中にたくさん含まれています。

 

つまり、赤血球が酸素を運搬できるのは「ヘモグロビン」のおかげなのです。そして、ヘモグロビンが酸素を結合できるのは、ヘムBの構造中のFe²⁺が酸素と配位結合という弱い結合をしてくれるからです。つまり、この項のテーマである「鉄分の赤血球への働き」の答えは

 

➤ 酸素と結合することにより全身へ酸素を運搬する働き

 

です。
 

2. 鉄分と代謝の関係性

 

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先ほどは「鉄分」の働きについて紹介しました。この項では、その「鉄分」と「代謝」の関係性について説明します。代謝はダイエットに直結するので、非常に大切です。ここでしっかりと「代謝」についての知見を深めておきましょう。

 

「鉄分」と「代謝」はどのような関係性があるのでしょうか。先ほどの項で「ヘム中の鉄分は酸素と結合をして、酸素を全身へ運搬する機能がある」と結論付けました。実はこの「酸素の全身への運搬」が代謝において非常に重要となってきます。

 

人間の体の中に存在する代謝には2種類存在します。

■好気的代謝(酸素を必要とする代謝)

■嫌気的代謝(酸素を必要としない代謝)

 

前者の好気的代謝の場合は、酸素が存在しないと代謝が行なわれません。そのため、代謝を回すためには必ず酸素が必要となってきます。つまり、血液からの酸素の供給を必要とする代謝と言えます。

 

後者の嫌気的代謝の場合は、酸素が存在しなくても代謝を行なうことができます。むしろ、酸素が存在すると代謝を動かすことができないことが特徴です。つまり、血液からの酸素の供給を拒んでいる代謝です。

 

好気的代謝、嫌気的代謝両方に共通していることは「代謝を回す際にはエネルギーが用いられる」ということです。そのため、代謝を回していない代謝経路はエネルギーを消費していません。

 

また、嫌気的代謝よりも好気的代謝の方が、代謝を回す際にエネルギーを多く必要とします。そのため、好気的代謝は、回すことができればエネルギーを多く消費してくれる代謝となります。

 

エネルギーを多く消費するということは、それだけ痩せるということです。さらに、エネルギーを消費すると熱が発生するため、体温が上がります。体温が上がると、代謝の回転がさらに速くなるため、より多くのエネルギーが消費されます。そのため、体温が上がるとさらにダイエットが進行します。

 

これが、酸素と代謝とダイエットの関係性です。エネルギー消費の多い好気的代謝を早く回すためには、酸素が必要です。そして、その好気的代謝に酸素を運んでくれるのは血液です。その血液の中に酸素を貯蓄してくれている物質が、赤血球内のヘム構造中の「鉄分(鉄イオン)」です。

 

つまり、好気的代謝を早く回して、よりエネルギーを消費するためには「鉄分」が必須なのです。

 

3. 痩せることができない原因

 

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先ほどは「鉄分」と「代謝」の関係性について説明しました。ここでは、上記の説明も含んだうえで、なぜダイエットしているのに痩せることができないのかについて説明します。

 

先ほど、酸素を必要とする好気的代謝の特徴について紹介しました。実は、"ダイエットをしているはずなのに痩せることができない現象"の原因となる「好気的代謝」が存在します。ここでは、その元凶の「好気的代謝」について説明します。以下をご覧ください。

 

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これは解糖系と呼ばれる好気的代謝です。解糖系とは、皆さんが摂取した「炭水化物」を代謝する代謝機構のことです。皆さんが口から摂取した「炭水化物」は、口の中のアミラーゼという酵素で「ブドウ糖」まで分解されます。その「ブドウ糖」はそのまま解糖系の代謝内で上図のように代謝され、「アセチルCoA」という物質まで変換されます。

 

この「アセチルCoA」という物質は、次に好気的代謝であるTCAサイクルという代謝へ送られます。以下がTCAサイクルの代謝経路です。

 

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このTCAサイクル内で、先ほど解糖系の代謝によりブドウ糖から変換された「アセチルCoA」が矢印方向にぐるっと一周代謝されます。そして、このTCAサイクルを経た物質が次に「電子伝達系」という好気的代謝に運ばれ、最終的にこの「電子伝達系」を経て「エネルギー(ATP)」を得ることができます。

 

つまりまとめると、人間は摂取した炭水化物を「①解糖系」「②TCAサイクル」「③電子伝達系」という代謝の順にたどらせることで、炭水化物からエネルギーを獲得しているのです。ここで得たエネルギーが、人間の体の中で用いられるすべてのエネルギーです。

 

■様々な代謝を回す際に用いられるエネルギー

■運動時に使われるエネルギー

■息をするときに使うエネルギー

■心臓を動かすときに使うエネルギー

 

これらすべてのエネルギーをこの「①解糖系」「②TCAサイクル」「③電子伝達系」が生産しています。そのため、非常に重要な好気的代謝であると言えます。この代謝も好気的代謝なので、酸素が運搬されないと代謝を回すことができなくなります。

 

ここで、TCAサイクルの図内の緑背景の「スクシニルCoA」に注目してください。このスクシニルCoAという物質、どこかで目にしませんでしたか?実は最初の「ヘムの合成経路」の図でこの「スクシニルCoA」という物質が出てきています(以下再掲図)。

 

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 赤血球が酸素を運搬できるのは、赤血球中のヘムが酸素を結合することができたからでしたよね。そして、そのヘムを作るためには、ヘム合成の最初の物質(これを出発物質という)である「グリシン」と「スクシニルCoA」が必要でした。

 

実は、このヘム合成に必要なスクシニルCoAは、TCAサイクルのスクシニルCoAから一部持ってきて利用されています。そのため、もしTCAサイクルの代謝が回らなくなれば、スクシニルCoAが作られなくなるため、ヘムを作ることができなくなります。つまり、酸素を運搬できなくなります。もし完全にTCAサイクルが停止したとなれば、人間はすぐに死んでしまうでしょう。

 

ただ、TCAサイクルが回らなくなるということはほぼありません。しかし、TCAサイクルの代謝が遅くなってしまうことはあります。それはどんな時でしょうか。

 

実はそれが「①解糖系②TCAサイクル③電子伝達系への酸素の運搬・供給が少なくなった時」です。これらの代謝への酸素の運搬・供給が少なくなる時とは、「ヘムの量が減っている時」です。

 

一度ヘム不足により「①解糖系②TCAサイクル③電子伝達系」へ酸素の供給が低下してしまうと、これらの代謝が遅くなります。その結果、ヘム合成に必要なスクシニルCoAの量も減ります。そうなれば、さらにヘムの量が減ってしまい、酸素がより運搬できなくなり、どんどん代謝が遅くなっていくという悪循環に入ってしまいます。

 

代謝が遅くなると、「①解糖系②TCAサイクル③電子伝達系」でのエネルギーの生産量が減り、その他の代謝ではエネルギーの消費量が減ります人間の体は、エネルギーの生産量が減り、エネルギーの消費量が減ると、蓄えようとするシステムが働きます。その結果、摂取した食べ物等が脂肪合成に回ってしまいます。

 

これが、代謝低下時に太ってしまう原因です。そのため、ヘムが不足してしまい、酸素の運搬・供給が低下してしまうと、いくらダイエットをしていたとしても、代謝機能がどんどん低下していってしまい、どんどん脂肪がつきやすくなってきてしまいます。これが痩せることができない原因なのです。 

 

4. パターンごとの解決策

 

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ダイエットをしているのに痩せられない原因が「ヘム不足」である可能性を先ほど紹介しました。では、ヘムが不足する状況とはどのような状況なのでしょうか。実はヘムが不足する理由は「鉄不足」だけではありません。以下でヘムが不足してしまう状況のパターンと、その解決策を紹介しています。

 

ヘム不足パターン1

これは最も想像しやすいと思います。このパターンは、ヘムを形成するために必要な「鉄分(鉄イオン)」が足りていない場合です。女性はこちらの場合が多いでしょう。鉄分不足によるヘム不足を解決するためには、鉄分を摂取するしかありません。

 

ただし、鉄分は摂り過ぎると神経系に影響が出てきてしまうため、摂り過ぎには気を付けてください。食べ物等で摂取する場合にはそれほど過剰に摂取してしまうケースは少ないでしょうが、サプリメント等で鉄分を摂取している方は摂取量に気を付けてください。

 

≪鉄分の1日の摂取目安≫

■女性:12mg

■男性:10mg

※100mgを超えて摂取すると神経系に影響が出始めます

 

鉄分が豊富な食べ物は以下の記事にまとめていますので、こちらの記事をご参照ください。

www.moneykinskywalker.jp

 

ヘム不足パターン2

これは、ヘム合成経路の出発物質である「グリシン」が不足している場合です。ヘムを作るために必要な最初の物質であるグリシンが不足した場合もヘム不足につながってしまいます。グリシンを多く含む食べ物は以下です。

 

■カジキマグロ

■カニ

■イカ

■ホタテ

■エビ

 

ヘム不足パターン3

こちらもヘム合成経路の出発物質である「スクシニルCoA」が不足している場合です。ヘムを作るために必要な最初の物質であるスクシニルCoAが不足した場合もヘム不足につながってしまいます。スクシニルCoAに関しては、TCAサイクルの代謝経路の途中で一部がヘム合成に用いられるため、炭水化物を摂取することで対策ができます。

 

ダイエット中の方に炭水化物制限をする方がいますが、代謝を低下させる原因にしかならないため、炭水化物を制限するダイエットはあまりオススメしません。摂り過ぎは良くないですが、通常量は摂取した方がダイエットがスムーズに進みます。炭水化物は「糖質」と「食物繊維」に分けられますが、ここでいう炭水化物は「糖質」です。

 

≪糖質の一日当たりの摂取目安≫

 目安=体重(kg)×体重1kg当たりの必要糖質量(g)

 ※体重1kg当たりの必要糖質量=約5g

 

ヘム不足パターン4

ヘム合成経路のうち、先ほどは出発物質である「グリシン」と「スクシニルCoA」に着目しました。しかし、ヘム合成経路には出発物質だけでなく、中間物質も存在します。それは「5-アミノレブリン酸」です。

 

5-アミノレブリン酸は「グリシン」と「スクシニルCoA」が結合してできる、ヘム合成経路の中間物質です。そのため、「グリシン」と「スクシニルCoA」を摂取した時よりも、さらに速くヘムを合成することができます(ヘム合成完了までに経る反応が少なくて済むから)。

 

この5-アミノレブリン酸は代謝促進に貢献する物質としてもかなり有名な物質となっています。昔、私が所属していた研究チームでもこの5-アミノレブリン酸の研究をしており、デスクの上に置いてある5-アミノレブリン酸をよく食べたものです(笑)。ただ、結構値段が高いので、食べ過ぎた時は怒られましたが(笑)。

 

以下が5-アミノレブリン酸です。やはり代謝促進と血流促進とアンチエイジングに効果的なだけあり、そこそこな値段がします。もし興味があれば見てみてください。